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2009-03-22 (Sun)
   

 並木俊介は受験の合宿の為に妻の美菜子と義理の息子章太が滞在している別荘へ向かう。
 そこで彼は思わぬアクシデントに見舞われる。 ある用件でやってきた並木の愛人である高木英里子が妻の美菜子に殺されてしまう。 
 混乱している並木に一緒に受験の合宿に来ている他の家族、関谷や藤間が殺人隠蔽の協力を申し出る。
 申し出に感謝しつつも訝りながら、現状ではその提案を受けいれるしかないので共に隠蔽工作を行うが。。。


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  色々読んできた東野さんの作品の中でも、この作品は地味な感じを受ける。
  ストーリー自体も凝っているというわけではなく、予定調和的である。
  勿論作品自体の質は高いのだけど東野さんの作品は粒揃いが多く、並の作品ではもう満足できない体になってる(この日本語変だな)。
 この作品は大粒、中粒、小粒でランク付けするなら小粒という感じかな。

 でも私の中ではこの作品は印象深い。それはラストが気に入っているから。
 決して意外なラストではなくああこうなるんだなあという終わりなんだけど、個人的にはこのラストの為に本編があるんじゃないかと思った。

 ラストまで並木は真実を追究し冷静にというか冷徹にというか、周囲の者(それは彼の妻も含めて)を追い込んでいく。。。。
 もとをただせば愛人作った並木が悪いんだけど、そういうのをおかまいなしに追いつめていく。

 所が最後の最後で並木は「情」の為に、それまでの考えを捨て彼にとってある意味困難の多い道を選択する。
 ラストでそれまで努力しても持てなかった「情」を彼はようやく得る事になる。試練と共に。
 それまでクールで冷静な並木がそういう選択をしたという事が(そういう選択をせざるおえなかった要素はあるけど)心に残った。

 やっぱりシメって大事だなと思った作品だった。

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| 東野圭吾 | COM(2) | TB(0) |















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