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2009-03-20 (Fri)
   

 米カルフォリニア州史上ワースト3の児童虐待を受けた著者のデイブ・ペルザー。
 母親からは名前ではなく「It(それ)」と呼ばれて凄まじいまでの数々の虐待を受ける。
 しかも父親は見て見ぬふり。
 それでも生き抜いた彼が自らの体験を赤裸々に語った闘いの記録。


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  これは「米カルフォリニア州史上ワースト3の児童虐待」という言葉に興味を持って読んだ。

 想像以上に凄い虐待の数々。
 一時期「幼児虐待」というテーマに関心を持ち、その手の書物を色々読み漁ったけど、虐待の酷さは郡を抜いているというか抜きすぎているというか。。。 酷すぎて逆にリアリティを感じにくいくらい。
 これでワースト3なら上の2位、1位はどんな虐待なのか想像しにくいというか想像するのが怖い。
 「アメリカって広いなあ~」と皮肉でなくそう思った。

 私は子供はいないし、これからも持つ事はないので「親」の立場の気持ちはわからない。
 でも、お腹を痛めて生んだ子を何故そんなに虐待出来るのか全く理解出来ない。それなら生まなければいいのにとさえ思う。 まさか虐待する為に生んだわけではないはずなのに。

 「子供にとって親は神」
 だと思う。

 生まれて初めて出会う他者との世界が親との関わりなのだから、その親に拒まれたり虐待を受けたらその後の人生で 重い荷物を背負いながら歩なければいけなくなる。
 「なんだかなあ~」とやるせない。それは子供のせいじゃないのに。

  父親は見てみぬふりだけど、家庭内で虐待があった時もう一方の親はデイブの父親のような態度をとる事が多いようだ。本当に八方塞。
 改めて「親の愛は海より深い」とか「子を愛さない親はいない」ということわざ(?)はこの本を読むと、包む人によっては単なるキレイなラッピングでしかないと思えてくる。

 不思議なのは実の母親から信じられない程凄まじい虐待を受けながらも、著者のデイブの心のベクトルは光の方へ向いている。
 それが「奇跡」のように感じる。
 変な言い方だけどこれだけの虐待を受けたら、歪んだり、ひねくれる方が当たり前のような気がする。 その方がむしろ正常のような気がする。
 もし私だったら。。。。と想像すると、どこかに私の名前が刻まれたお墓が浮かんでくるもんなあ。

 それだけに様々な苦難を乗り越えてそれを人生の深い彩とした彼にはただただ拍手を送りたい。

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