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2009-03-14 (Sat)
   

 宮本夫妻の一人息子時生が難病を患い、今まさに息を引き取ろうとしていた。
 その時宮本拓実は初めて妻にある打ち明け話をする。
 ずっと昔時生に会った事があると。

 それは20年以上前、まだ拓実が自分の人生を本当に生きていない頃だった。。。。。

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 これは何故か最初そんなに期待していない作品だったけど、読み始めると涙がうるうるして来た。
 思っていた以上に面白くて自分の中に残る作品となった。
 
  文庫本の帯に書いている、
 「あの子に聞きたい 生まれてきてよかった?」   
 この言葉は切な過ぎる。
 親としての苦しすぎる闘病の末に若くして命を亡くさせるという宿命を負わせた痛みを感じる言葉だ。

 でもこの世には「生まれてきて良かった」そう思えるものも確かに存在している思う。
 それは短い命とか長く生きたというのは関係なしに。

  この作品を読んで、失う可能性の大きい子供を誕生させる事によって苦しみが待っていたとしても、その子供がいた事の幸福は決して苦しみで損なわれないのだとしみじみ感じた。 
 誰かを愛し、その人を失う事によって、どれ程の孤独感、喪失感を感じ、苦しむ事になっても、例えその人と出会う以前よりもずっと孤独になったとしても、最初からその人がいない世界よりもいる世界の方がずっと愛おしいんだなあと思う。

 勿論自分が実際そうなった時にそう思えるかはわからない。
 あまりの苦しみや孤独感にのたうちまわるのかもしれない。
 でも出来ればそうでありたいと思う。

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| 東野圭吾 | COM(0) | TB(0) |















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