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2009-03-04 (Wed)
 

 「私」は3ヶ月に一度の割合でとてもたくさんねぎを刻む。
 それは、人と接すると余計に一人を感じる孤独が来た時の対抗手段として。
 そういう時「私」はひたすらねぎを刻む。泣きながら細かく細かくねぎを刻む。
 そして「私」は刻んだねぎを、お味噌汁や冷奴にどっさりかけて食べる。
 そうやって「私」は自分を取り戻していくー。


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 これは21編の短編からなる作品集でまさに「江國ワールド」。
 特に私的には「ねぎを刻む」が一番ハマった。

 私もねぎが大好きだ。
 お味噌汁や冷奴だけでなく、丼物やおかゆなどにかけて食べるとまさしく
 「ご飯がすすむくん」状態(ところでこの商品まだあるんでしたっけ?)
 冷蔵庫に保管している「刻みねぎ入りタッパー」は外せない。。。

 人と会うと、人と話すと、余計に1人になる孤独は確かにある。
 その孤独は自分1人のものだ。誰にも溶かせない。
 だからこそ「私」はねぎを刻むのだろう。
 自分1人だけのものである孤独とやっていくために。

 「私」が泣きながら刻みまくったねぎをどっさりかけて食べて力を取り戻していく部分に、日常性のもつ偉大さをちょっと感じた。
 美味しい物食べたり、楽しい事をしたり、当たり前のことが自分を支える根幹のようなものを地道に造っていくんだろうなあと思う。

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| 江國香織 | COM(10) | TB(0) |















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