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2010-11-14 (Sun)
   

映画監督志望の青年エド・ウッドは、性転換手術をテーマにした映画に取り組もうとするが、出資してくれるプロデューサーがいない。彼は往年のドラキュラ俳優ベラ・ルゴシを口説き、彼を出演させることを条件に、資金を集めようとする。
ジョニー・デップが女装姿まで見せて、主人公を大熱演。またエドの仲間たちなど、全編に主人公のユニークな人間関係と生き様が息づいていて、エドの大ファンというティム・バートン監督が、愛情たっぷりに描いているのがよくわかる。史上最低の映画監督と言われていたとはいえ、エドのチャーミングなキャラクターがじつに微笑ましいのだ。-Amazonより







 自分がマニアだという自覚がある人間にはたまらん映画だと思う。マニア心を刺激する落とし所たっぷりの作品である。
「史上最低の映画監督」と言われたエド・ウッドの人生の断片を愛情込めて創られている。

 この作品は ジョニー・デップにハマっていた時期に見た。彼がまだ若手俳優と言われていたメジャーになる前の作品である。とにかくジョニー・デップが大熱演でこの役を女装も含めて楽しんで演じているのが物凄く伝わってくる。活き活きとしてる。
 彼は演技自体は元々上手い人だけど、「エド・ウッド」という役柄を演じているというより楽しんでやっているという演技力の「技力」の抜き加減が絶妙である。

 「エド・ウッド」という監督を知っている人はほとんどいないだろう。「史上最低の映画監督」と言われた監督で彼の作る映画はB級すら評価が高い位でC級の評価以前の作品であったそうな。
 私はエド・ウッドの映画は見た事はないけど、この映画の中に彼の作った作品が一部映像化されていたけど本当に駄作だった。駄作という言葉を調べて見たら「出来の悪い作品」という意味らしいが、その言葉すら評価が高いと思うくらいのくだらなさ。とにかく「作品」というレベルすら到達していない粗悪品である(言いたい放題だ)。

 でもエド・ウッドが心から映画製作を愛しているのは伝わってきた。本当に本当に映画が大好きなんだと。 
 ただ情熱は物凄くあったんだろうけど、才能が本当に全くなかったんだよなあな。その思いにはにごりも曇りもなかったのが伝わってくるだけに破滅的に才能の無さが見ている側は物悲しい。
 興行的には失敗続きでも映画を製作しているある一時期は確かにエドは幸せだったと思う(晩年は貧乏にあえぎ失意のうちに亡くなるけど)。創作の喜びと楽しさに心から耽溺出来た時期が間違いなくあったはずだから。

 エド・ウッドの仲間達が楽しくて彼らの人間関係ややり取りもおかしくて楽しい。周りに良い友人がたくさんいたのも彼自身が魅力ある人間だったんだろうなあと思う。その辺りがなんだか嬉しい。
 この作品は基本楽しくて面白い映画なんだけど、哀愁とホロ苦さでもなんだかたまらなく愛しくなるような気持ちをずっと抱き続けていた。
 それは情熱がありながらも才能を持つことのなかったエドの悲しさが、「才能」が持つ残酷な側面が、この作品をただの面白さで終わらせていない。

 全編白黒なのだけどそれが時代的な懐かしさとどこかおとぎ話のような現実味の無さを上手く醸し出している。
 ホントいい仕事していますティム・バートン監督。才能というのはある所にはあって眩しいもんです。


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