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2010-08-22 (Sun)
 

  野球部の応援ブラスバンドのため、弁当を届けた補習組の友子たち。ところが、その弁当を食べた部員が食中毒に。ひとり難を逃れた中村は、次の試合までに即席ブラスバンドを結成しようと試みる。集まったのは、友子たち落ちこぼれが17人。仕方なく、17人で演奏可能なビッグバンドジャズを組み、早速練習を開始した。次第にジャズの楽しみを覚えていくメンバーだが、本番前日、ブラスバンド部員が退院し、ビッグバンドは解散に。気持ちが収まらない友子は、自分たちでビッグバンドを組むことにするが…。-gooより







 学校の授業で一番苦手な科目は「音楽」であった。実は数学より苦手である。
 別に音楽教師にイジメられたとか、我が家の家系に「音楽」にまつわる呪いがあったとか、そういうトラウマがあった訳ではない。
 ようは好みの問題だったのだと思う。子供の頃に食べれなかったシュークリームが大人になって大好物になったように、嗜好の変化により最近はようやく歌謡曲や癒し系のクラシックとかは聞いている。 
 それでもさすがに「ジャズ」という分野は私には敷居が高過ぎると思っていた。その意識をとても良い意味で壊してくれたのが「スウィングガールズ」である。
 
 「スウィングガールズ」の監督・脚本は「ウォーターボーイズ」と同様の矢口史靖さんである。女性版「ウォーターボーイズ」という感じである。こういうのは「二匹目のドジョウ狙い」になるんだろうけど、二匹目のドジョウも豊作でした。
 「ウォーターボーイズ」では男子高校生達とシンクロナイズドスイミング、この作品では女子高生達とジャズ音楽というように一見ミスマッチだけど味わってみると実に美味な「苺大福」戦法をやらせると本当に矢口史靖さんは上手い。
 彼の作品を幾つか見て思うのは題材をとにかく調べ尽くされている。そしてその題材の軸になるポイントをがっちり掴んで縦横無尽に料理する。でもポイントを掴んでいるから本質からブレない。
 
 レビューにも書かれていたこの作品は「音楽版スポ根物語」である。
 全く楽器未経験の女子高生達が演奏の喜びに目覚め苦労しながら上達していく。こういう主人公達の成長物語的な青春映画というのは「ロボコン」の記事でも書いたようにありきたりだけどツボを突き易い。
 「ロボコン」はその青春の輝きを純粋に淡々と撮っていたが、この作品は矢口テイスト満載でコクとアクがあってより娯楽的な作品に仕上がっている。
 正直若干遊び心が行き過ぎだなと思う部分が私にはある。でも女子高生達の方言の愛らしさや景色の美しさ、女子高生達の活き活きとした姿などディティールを上手くコラージュして見る者をとても楽しませてくれる。
 ディティールの按配の上手さは矢口史靖作品の真骨頂だなと改めて思った。

 ウィキペギィアを見て知ったが主演の上野樹里をはじめメインの5人は担当楽器が未経験というのが驚きである。
 それ故吹き替え部分あるのだと思っていたが全て実際の演奏だというのが更に驚きである。
 「ウォーターボーイズ」の時も同様だけど、こういう未経験の事柄を練習を重ねて最後にお披露目するという作品は一種のドキュメンタリーでもある。映画撮影というか制作部分がそのまま実体験になっているのだから。
 ラストのコンサート会場での演奏は素晴らしかった。 
 ちゃんとしたジャズ演奏のパフォーマンスになっていて、全くのド素人がよくぞあれだけのレベルに仕上げてこれたと感心した。ジャズってこんなに心躍るのかと思った。耳で聞くというより体で聞いている感じだ。
 ホント、創作の神様は上手く舞い降りてくれる。 
 演奏が終わった後のメインキャストの5人の表情がイイ。この時は演技ではなく素の感動なんだろうなというのがわかる。

 この作品は深いメッセージ性とか社会性が反映されているとか作品ではなくあくまでも頭の先から爪の先まで娯楽作品である。
 それでいながらも見ている者に心地良い感動と何かを伝えるのは心から楽しい映画だからだと思う。
 「楽しさ」というのは深い何かを伝えるんだなと思った。

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