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2010-06-13 (Sun)
 

 副操縦士の鈴木和博は機長への昇格訓練を受けており、今回のホノルル行きのフライトが昇格の分かれ目だった。教官が温厚な望月で安堵したのも束の間、望月が風邪をひき、代わりに厳格な原田が鈴木の教官を務めることになった。
一方今回のホノルル行きが国際線デビューとなるCA・斉藤悦子。だがその便には厳しいことで知られるチーフパーサー・山崎麗子も乗務していた。そしてグランドスタッフの木村菜採もまた仕事に限界を感じ辞めようかと考えていた。
ホノルル行きの便は離陸前の多様なトラブルがありながらも出発。機内では鈴木が原田の指導に戦々恐々とし、悦子は次々と繰り出される乗客の指示に右往左往。そんな中、彼らの乗る飛行機に非常事態が発生する。-ウィキペディアより







 この作品は純粋に「面白い」というコンテンツに浸る事の出来た作品である。
 映画キサラギを見た時にも思ったけど、そういうシンプルな要素はとてもリラックスして楽チンに作品を楽しめる。
 「面白い」という一点を楽しませるのは簡単そうに見えて実はごまかしの難しい技なんだろうなと最近思う。
 監督さんはあの「ウォーターボーイズ」を作られた矢口史靖さんである(脚本も担当)。
 矢口監督は「笑い」を丁度良い匙加減で見せられる稀有な監督さんだと思う。
 関根さんのギャグを洗練にスマートにしたような笑いとでもいうのか(わかるでしょうか?)。
「この監督の作品なら間違いなくおもろい!!!」とブレのない安心感を抱かせるのは地味に凄い。

 主軸は「航空機現場の裏側全部見せます」(このタイトルが懐かしく思う方は私とだいたい同年代ですね)若しくは「航空機現場のトリビアの泉」なストーリーでそこで働く人々の人間模様をコメディタッチで描かれている。

 幾つかトリビアをご紹介すると、 
 表向きは華麗なCA(昔のスチュワーデス)も裏に廻れば忙しい中ご飯を食べるのも味わうのではなく口に押し込んで短時間で済ませる。特にCAの1人が健康足踏みで足ツボを刺激しながら食べているシーンは笑った。
 グランドスタッフの受付の女性が座席を上手く埋める為に乗客に席の変更等をお願いするのだが、人の良さそうな人間を物色してお願いするのはリアル感満点である。でもその定めたターゲットが実は怒りキャラの時には「キャラ違うじゃん」と呟くのはウケタ。

 勿論非常に勉強になるトリビアもある。
 整備士はボールペン一本でも無くせばそれが見つかるまで帰れないらしい。映画では一本のスパナを紛失した整備士のエピソードが出てくるがゴミ箱まであさって探すのである。
 驚いたのは鳥の被害というのは意外に大きいという事である。離陸時に鳥と衝突して飛行機の大事な部品が壊れてしまう事もままあるらしい。鳥をパトロールする人もいるのは初めて知った。

 かのようにまことに全編を通して飛行機現場の裏側のエピソードが盛り込まれていて「へぇ」の連続だが、上手いのはそれが決して説明調のエピソードになっていない事である。
 きちんと物語を支える細胞として魅せるエピソードとして成立している手腕は素晴らしいの一言である。

 勿論単に面白いだけではない。面白さを支える人間模様のドラマがあってこそである。
 如何に飛行機が無事安全運行するのにどれだけの人々の支えがミクロ的にあるのかを知った。
 現場で働く人々の「仕事」に対する真摯さにちょこっとだけ感動し、厳しさ大変さに共感を憶える。勿論どこの職場でも仕事の厳しさはあるけどそれを超えた時に伴う喜びに感情移入してしまう。
 そういうのが巧みなエピソードと個性的な役者さんによる味付けであきさせない。

 ただ一点だけ残念なのは飛行機現場の群像劇なのですくいきれない箇所もあるという事かな。
 だから「ウォーターボーイズ」の完成度と比較してしまうと物足りなさを感じてしまうと思う。
 でもまあ贅沢なコメントかもしれない。

 お勧めの映画である。

 
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