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2010-05-23 (Sun)
 

 所属する東京のオーケストラが解散し職を失ったチェロ奏者の大悟は演奏家を続けることを諦め、妻の美香を連れて故郷の山形に戻ってくる。早速、求人広告で見つけたNKエージェントに面接に出かけ、その場で採用になるが、それは遺体を棺に納める納棺師という仕事だった。戸惑いながらも社長の佐々木に指導を受け、新人納棺師として働き始める大悟だったが、美香には冠婚葬祭関係の仕事に就いたとしか告げられずにいた。-goo映画より





 この作品は有名だろう。アカデミー賞の外国語映画賞受賞作品である。
 通常流行りものは何周も遅れた頃に見るのだが、ただいま宅配DVDの無料期間をお試し中で「流行りものはタダで」というやんどころない事情で見た。

 思っていた以上に良かった。
 納棺師という仕事に焦点を当てた作品だから当然「死」を取り扱うし、テーマがテーマだから厳粛さ漂う作品かなあと思ってみていたら意外に「おかしみ」があって面白かった。取っ付き易いというのだろうか、一歩ズレると暗くなりそうなモチーフを明るめの作品に仕上げる事によってより心に響きやすい作品になっていると思った。
 脚本家はGJである。

 良い作品は良い符号があると思うがタイトルの「おくりびと」というのは本当に素晴らしいネーミングだと思う。
 「納棺師」というタイトルでは今イチ興味をそそられないが、「おくりびと」というタイトルならなんとなくそそられる。どんな内容だろうと興味を持てる。
 タイトル考えた人GJである。

 納棺師という仕事自体この作品を見るまで知らなかった。こういう仕事があるんだなあと思いながら見ていた。
 亡くなった人をあの世へ旅立たせるお手伝いという感じだがとても厳粛な仕事である。
 レビューにもあったがお茶やお花にも通じる「美」を感じてしまった。
 ご遺体をきちんと死者を棺に納めるための一連の作業が芸事の様式美にも通じているからだ。
 本当に最後の最後に亡くなった人へ優しさを与える仕事である。

 でも少し意外だったのは「納棺師」は「死」を商売にしているせいか偏見の目で見らることもあるようである。
 どうしても「死」はポジティブには取られにくいが、誰でも死ぬのだしそれは避けては通れない。
 この映画でそういう偏見のとなる部分が幾ばかりでも払拭されているのなら喜ばしいと思う。
 
 見ていてつくづく思ったのはストーリーと映像共に「見せ所」を知っている作品である。
 ストーリーもエピソードが実に心憎いというか、愛人を作って出奔した父親との数少ない思い出となる「石文」やラストの父親が絡んでくる締めとかは「ツボを押えているなあ」と感心した。
 映像も景色とか主人公がチェロを演奏するシーンを巧みに使い上手く場面を繋いだり転換させている。
 ある意味非常にドラマティックな作品というか。外国人が好みそうなテーマで様式美な映像に受賞したのは頷ける。
 勿論キレイ事過ぎるきらいもあるが、この作品に関してはそういう部分も作品の味としてとどまっているのでそれはそれでよしだと思う。

 主役の本木さんは空気に馴染める俳優さんだと思う。
 普通あれだけの美貌は浮いてしまう可能性もあるのだが違和感なく世界に溶け込めるのはやはり才能の一つだと思う。
 それと「滑稽さ」が似合う俳優さんである。それはあの美貌過ぎる部分による意外性がマッチングするからだろう。
 山崎努さんはもう存在感だけで「ごくろうさまです」という位お見事。
 ただ個人的に広末涼子さんは違和感を感じた。こういう感想を持っている方は結構多いみたいだけど。
 私は良い女優さんだとは思うのだけどこの作品のピースとしては合っていなかったような気がする。本木さんと同年代に近い女優さんの方がしっくり来たのではないだろうか。

 「流行もの」も結構いいもんだなと思った。

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