123456789101112131415161718192021222324252627282930
-------- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| スポンサー広告 |
2010-04-25 (Sun)
 

1909年、南部ジョージアの小さな町。そのはずれに住む黒人の一家。自分もまだ子供にすぎないセリー(デスレータ・ジャクソン)、のちに(ウーピー・ゴールドバーグ)が、子供を生んだ。父親は彼女がとうさんと呼んでいた男だ。とうさんは生まれた子供をセリーの乳房からもぎとってどこかに連れていってしまった。セリーの心の支えは妹のネッティ(アコースア・ブシア)だけだ。ネッティは綺麗だし頭もいい。やがてセリーはミスター(ダニー・グローヴァー)に嫁いだ。ミスターは4人の子持ち。最初、彼はネッティを望んだがとうさんが断わり、代わりにセリーがやられたのだった。朝から晩まで掃除、洗濯、料理、子供たちの世話をして、ミスターにのしかかられるために。やがてとうさんとミスターのみだらな手が、賢くやさしいネッティへと向けられたことを知ったセリーは、ネッティを家から逃げるように説得。ネッティは牧師夫妻に助けられてアフリカヘ渡っていった。ある日、ミスターは歌手のシャグ(マーガレット・エヴリー)を家に連れて来た。セリーがシャグの面倒をみているうちに、2人の間に奇妙な友情が芽生えた。セリーの忍従の人生に驚くシャグと、夫の愛人ではあるが美しい心と自立の精神を持つシャグに、目を開かせられたセリー。セリーの魂は目覚め、自分も人間であること、真っ暗だった未来に道が開けているかもしれないことに気づくのだった。-goo映画より 






  この映画が私がまだうら若き乙女と呼んで差し支えない時に見たので正直うら覚えの記憶からの感想になる。

 そんなイージーな頭に残っている印象深い場面が二つある。
 ひとつは夫であるミスターの息子の嫁であるソフィアは気の強い女性で自分に暴力を振るう人間と戦ってきた。だから暴力を振るう旦那にも黙っていない。
 そんなソフィアはミスターに家畜の如く虐げられるセリーにとってその強さに憧れと同時に妬みの感情を持つ対象であった。
 それ故彼女はソフィアの夫に「殴って言う事を聞かせるのよ」(多分こういう意味のセリフだったと思う)と吹き込む。実にネガティブに美味しい場面である。
 このシーンは凄くセリーに共感したくなる、そして彼女の醜悪な部分が出ているいやらしい場面だったので心に焼き付いている。
 セリーの行為は褒められたものではないけどそうしたくなる気持ちはめちゃくちゃ共感してしまう。弱い自分から見たら強さを持つソフィアは自分が行きたくても行けない場所にいる。羨ましさと共に今の自分では掴めない位置へいる事に凄く妬んでしまう。弱さ故に。

 この映画を見て今でも残っているが当時の人種差別、女性差別はより凄まじいものがあったんだなと改めて思わされた。
 とにかく主人公のセリーは見ているこちら側が軽い鬱になりそうな位に八方塞がり的な不幸な状況にいる。
 よく私は記事で「幸福も不幸もそういう状況があるのではなく選択するものだ」と書いているが間違っているとは思わないけど、そういう言葉が当てはまるのは選択出来る余地がある場合に限るのだと思う。
 もう強制的に不幸な状況を与えられた環境ではそういう言葉は「絵に描いた餅」だなと考えさせられる。
 愛する妹への愛情だけを支えに生きるセリーに一生懸命応援コールを送っていた。

 そんなセリーが「自己」を持つ女性達に促されるように自己に目覚めていくシーンは心底感動する。
 セリー演じるウーピー・ゴールドバーグはこの作品は初映画出演作品というのが驚く位に巧みな演技である。失礼ながらセリー演じる不美人で冴えない彼女が自立に目覚め自分の人生を切り開いていく辺りからどんどん美しくなっていくのは驚きである。
 映画だから当然作り物なのだがその変貌振りがノンフィクションのようだった。役者は凄い生き物である。 

 二つ目の印象に残っているのがセリーはミスターに反旗を翻して出て行くのだが、その彼女に向って「お前はブスで女で黒人じゃないか」(多分こういうセリフだったと思う)と罵倒するが、セリーは「でも私は生きている!!!」と叫ぶシーンは拍手喝采だった。
 物凄き大好きなシーンである。たま~にこの言葉を思い出して自分を鼓舞したくなる。
 ブスで女性で黒人は三重苦だけどそれがなんぼのものだ、生きていればあらゆる可能性があるのだとワクワクさせれくれるセリフだと思う。

 生きる事は苦しいししんどいし難しいけど、でも必ずどこかには素晴らしい世界は用意されているんだなあと思わせてくれた作品だった。

ランキング落ちているので、ぽちっと押してやって下さい。 お願い致します。
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村
 
| 映画 | COM(2) | TB(0) |















管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。