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2010-02-27 (Sat)
 

 様々な人間の人生模様がドラマティックに描かれいる一話完結型物語。
 
 「不良」
 院長はケンカで警察に捕まった息子を迎えにへに行く。そこは彼が25年以上前に世話になった場所。
 今でこそ町一番の病院長として地元の名士だが、かつてはヤクザも恐れぬ手の付けられない不良であった。
 そんな彼を立ち直らしてくれたのが売春をしながら赤ん坊を育てていたサエコ。
 男に捨てられたショックでおかしくなったと言われていたが、実は彼女はおかしくなっていたわけではなく子供と引き離されたくない一心で狂ったふりをしていたのだ。子供が物心がつくまで自分の手で育てたい、そのわすが一年足らずの為におかしくなったふりをして売春をし、彼女は残りの人生全てを捨てたのであった。
 

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 前回に続き今回も「いい仕事しているねえ~」シリーズである。

 今回は画があの「課長島耕作」(今は出世されてますが)で有名な弘兼憲史さんである。「MASTERキートン」と同様にこちらも職人スキルが光る作品である。これも奇遇というか原作者は別の方である。
 勿論作品世界はかなり違うのだけどどちらも「人間模様の万華鏡」という感じの人生ドラマである。
 浦沢さんも弘兼さんもご自分達が書かれる王道の作品とは違う、自分の技量を試しているような(磨いているような)またその事に喜びを感じているのが伝わってくる感じである。名人達の「わくわく感」とでも言うのだろうか。
 ただ王道ではないので派手さはなく地味にはなってしまう。だから代表作としては語られにくいけど。

 この「人間交差点」が「MASTERキートン」と大きく違うところは、後者はキートン主軸で前者はそういう主人公がいない(厳密に言えばちょっと違うかもしれんが)。
  「MASTERキートン」は映画を見ている感じで、「人間交差点」はテレビドラマを見ている感じである。

 「人間交差点」の中で一番に印象に残ったのが「不良」という作品である。 
 生きる事の凄さという事もまだ何にもわかっていない若い時に読んだのだけど、それでも自分の守りたい物の為に人生全てを投げ打つというのは衝撃だった。
 若さは煌びやかさもあるけどそれと同時に危うさもある。主人公がその危うさに完全に飲み込まれる前に引き戻してくれる人と出会えた設定が泣ける。
 ちなみに「彼」が医者になったのは精神病院に収容されたサエコに会いたい一心というのがホロリである。

 「人間交差点」の別作品に「人生は笑える程楽しいんだ」(多分こういう言葉だったと思う)というセリフがあったけど、しつこいが若すぎた当時ひねびていた私には「嘘言うな!!!」と思ったけど、でも本当は人生というのはそういうものなのかもしれないとは思えるようになった。
 勿論笑える程楽しい人生を送っているわけではない(もしそうならメンタルにはなっていないし)。
 ただその言葉の持つもっと深い真意は理解出来るようになった。ようはそういう心意気なんだろうなと思う。
 改めて読んで活を入れてもらった気分だった。

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