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2009-12-13 (Sun)
 

 北海道のローカル線の終着駅で、長年生真面目に駅長を務めてきた初老の男。ある日彼が愛らしい少女と出会ったことで、孤独だった人生に暖かみが生まれた。高倉健を主演に、『ホタル』の降旗康男が描いたファンタジックで感動的なヒューマンドラマ。-Amazonより




 私は高倉健さんの隠れファンである。
 何もキリシタン如くのように隠れてファンでいる事もなかろうにと思われるかもしれないが、私の年代で健さんファンというのはかなりめずらしく言いづらいのである。
 やはり日常では「SMAP」や「嵐」等のジャニーズ系や「小栗旬」「福山雅治」等のイケメン系が口上に上る事が多く、「高倉健」と言ったら昭和の香りを運んでしまう。
 ファンだと言えるチャンスが来て地味に嬉しい。

 「高倉健」のどこが好きなのかと問われたら、1人の人間が自分の信念に誠実に生きてきたのを体現している所である。「生きる美学」の美しさというか。
 きっと健さんは時代が周囲が変わってもただ自分の信じる「もの」「こと」を丁寧に取り組み生きて来られたんだろうなというのが見る側に伝わる人間性が素晴らしい。私としては人間国宝に指定して欲しい位だ。

 その健さんが主人公乙松を演じた映画「鉄道員」。
 不器用に生きた乙松を「僕は不器用ですから」の健さんが演じる。
 大スターの健さんと寂れたローカル線の駅長の乙松とでは境遇が違うが、どちらも自分の人生を誠実に不器用に生きてきた姿は折り重なる。
 乙松は健さんでもあるなと思いながら見ていた。
 「生き方」というある一点のみの共通項、ただし重要な一点がの一致が作品の存在感を増している。

 私は決して制服フェチではないけど健さんが鉄道員の帽子を被り、制服の上に分厚いコートを着て吹雪く駅に立っているシーンはシビレてしまう。
 そっと毛布やカイロを手渡したくなる。
 とにかく映像が北海道の自然や健さんを本当にシンプルに写し撮り、その物や人が持つ素晴らしさをダイレクトに伝えている。

 この映画は幾つか前の記事に書いた浅田次郎さんの「鉄道員」が原作になっている(「ほろ酔い加減」)。
 映画は原作の短編を余分な贅肉をつける事なく上手い具合に膨らませシンプルに仕上げている。
 そのシンプルさが健さんの演技と情感を際立たせ、私はバスタオルを握り締めながら最初からラストまで泣きっぱなしだった。
 「シンプル イズ ベスト」
 という言葉があるが本当にしみじみその言葉の持つ凄みを感じた作品だった。
 本来はベタな作品なのに、そういう映画には涙が一滴もこぼれない私がバスタオルを濡らしたのもその凄み故だと思う。

 見終えた時泣きすぎて目が土偶になった。

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