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2009-09-20 (Sun)
   

オーグスト(ニック・ノルティ)とミケーラ(スーザン・サランドン)のひとり息子ロレンツォが難病の副腎白質筋ジストロフィーに冒されてしまった。専門医(ピーター・ユスチノフ)にも見放されたわが子の命を救うため、夫婦は何の医学的知識も持たないにもかかわらず必死の努力の末、ついに新薬“ロレンツォのオイル”を生み出していく…。
医学生出身で「マッドマックス」シリーズで知られるジョージ・ミラー監督が、この衝撃と感動の実話を映画化。いわゆる難病映画にありがちなお涙頂戴的な要素は薄く、むしろ病気に向かって闘い続ける夫婦の闘争本能のドラマとでもいうべき、異様なまでの迫力に満ちた秀作である。夫婦役の二大名優の、これがベストともたとえたくなる熱演にも拍手したい。-Amazonより



 
 この映画が「事実」の原石で創られている作品ということで、数々のエピソードが「事実の重み」という後光を持っている。

 ロレンツォが患うことになった難病は遺伝病の一種で男の子だけがなる病気である。だいたい5歳前後に発病して例外なく2年以内に悲惨な死を遂げてしまう。
 当然ご夫婦は絶望し悲嘆にくれる。
 凄いのはあらゆる治療法を探したり祈ったりと様々な手立てを尽くしはすると思うが、まず普通は「探し求める」というレールの上を走る。
 でも彼等は自分達が治療薬を生み出すという「レールを作り出す」為に立ち向かっていくのである。
 
 このご夫婦は医学博士でもなんでもないのである。ご主人は銀行員で奥さんは専業主婦。
 全く医学知識に縁もゆかりもないお二方が愛する息子の為に新薬を研究し遂には生み出すというのは魔法のようなおとぎ話だが、くどいようだけど実話というのが驚きすぎる。

 この映画を見て改めて思ったのは、
 「強い願いや思いは現実世界を変えていく」 
 のだと思った。
 数々の困難がありながらもあきらめず前進する彼等には、世界がまるで手助けするかのように突破口がやってくる。
 「あきらめない」ことは決して容易いことではない。現実の困難さにそれを手放したくなる方が多いだろう。
 でも「愛する息子の命を救う」為に彼等は希望を捨てない。
 信念こそが困難を乗り越えていく為の糧なんだろうなと思う。
  
 ただただ感動するだけでもないのも事実である。
 母親がとにかく子供を守るという強固な意志を持って、介護人を次々首にしたり、妹ともめたり、患者会の人間と衝突する辺りは狂気と紙一重の親のエゴとも呼べなくはない。 
 おまけにこの病気は症状が激烈で子役の熱演もあって見ていて正直「生きてて欲しい」と願うのは酷だなと思う部分があった。
 結果的には治療薬を生み出すという着地点でそれらはチャラになるけど。
 勿論子供を愛するが故というのは理解しているが、どこまでが親のエゴで、どこまでが子への思いなのかその線引きは難しい。

 ロレンッオのオイルとロレンツォ君の後日談だけど、ラストではロレンッオのオイルによって救われた子供たちがたくさん笑顔で登場する。
 こういうラストを見ると奇跡の万能薬のように思われるがそうではないようである。
 このオイルの効き目がない患者もあり、それ故ご夫婦は一時期苦しい立場に立たされたようでもある。
 ただ勿論全く効き目のないものでもなく、それは数年前に立証されている。
 特に発症前に飲めば効果があるそうだ。

 ロレンツォ君は治療薬の投与が遅かったので完全治癒には至らなかったが、後2年の命と言われながらも30歳まで生きられたそうである。
 その事実に涙した。

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