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2009-08-05 (Wed)
   

 その運命の日、高松翔は母親とケンカをし仲直りすることなく学校へと向かった。
 何事もなければ繰り返される日常の1コマとして埋もれる出来事であった。

 翔達が授業を受けている最中に物凄い地響きが起きる。
 何が起こったのか学校の外を見ると建物も何も無い、ただただ砂漠のみが広がっていた。
 そこは破滅した未来であった。
 なんらかの事情により大和小学校のみが荒廃された未来へとタイムスリップしてしまう。
 常識を超えた出来事に先生達は耐え切れず、自殺する者、気が狂う者、と次々にいなくなる。
 後に残されたのは子供達だけであった。
 食料危機、伝染病、対立など様々困難が次々と降りかかる。
 それでも彼らは絶望的な状況の中で協力しあい今を生きていく。。。。


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 マンガ界アニメ界の天才と言われれば私は下記のお三方を挙げる。
 100年に1人現れるかどうかの天才手塚治虫。
 100年に1人の天才宮崎駿。
 そして何十年に1人の天才楳図かずお。

  天才と言われるマンガ家の中でも楳図かずおさんの作品は「この人以外にこういう作品は書けないよな」 という作品世界を持っている所が凄い。
 勿論手塚さんも宮崎さんも独自の世界を持っていらっしゃるが、楳図さんはより強くその思いを抱かせる創り手だと思う。
 
 基本的に天才の作品というのは神様が大切にしている「デザイン」を「かたち」にしたものだと思っている。
 そのデザインを見つけられるのは「天才」と呼ばれる人達のみ。
 楳図さんは神様のある部分のデザインを 独り占めにしてるんじゃないかと思う。
 
 ただ作品世界と同じく、絵柄も独特過ぎる。とにかく「濃ゆい」というか、めんつゆみたいに薄めたい気分である。
 食わず嫌いな人も少なくないと思うが、でもそれはもったいない。
 特にこの「漂流教室」は天才の傑作で読んでいてシビレまくる。これだけでも読んで欲しいと思う。

 前回の記事で取り上げた「バトル・ロワイアル」が「殺し合いゲーム」なら、この作品はサバイバル物語と言える。 破滅した未来の地球に放り投げられた子供達。次々と降りかかる困難に向かい合いながら成長していく。 どんな世界であっても子供は「希望」だなと思う。
 ラスト辺りで困難続きで理性を失ってく辺りがやや観念的になる所はあるけど、成長物語というのはオーソドックスで強いなと思う。

 1巻から思っていた「子供たちは元の世界に戻れるのか?」

 ラストでその疑問の答えが出るが、確かな希望を提示して終わる。
 ただ希望のある終わり方なんだけど、ある観点から見たら結構残酷な終わり方でもある。
 こういうラストは1mmも予想していなかった。  
 でもこのラストが一番この物語にふさわしいと納得させられる。
 やはり楳図さんしか書けないラストである。

 改めてある位置において楳図さんはしかいない唯一無二の存在だと思った。

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