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2009-02-11 (Wed)



三谷はある日飲めない酒を飲み酔いつぶれ、付き合い始めて間もないガールフレンドの南雲みはるの家へ泊まる事になる。
 南雲は毎朝1個のりんごを食べる三谷の為にりんごを買いに行く、「りんごを買って5分で戻るわ」と言い残して。
 しかし翌朝になっても南雲みはるは戻って来なかった。
 南雲みはるはどこへ行ったのか。。。。。
 「事件」か「事故」かそれとも「失踪」か?
 それから三谷の迷路のような南雲みはる探しの日々が始まる。


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 これはかの「ダ・ヴィンチ」でもお勧めされていたけど納得の面白さ。佐藤さんの作品を初めて読んだけど、とにかく文章が巧みで文章だけでも読ませてくれる。

 この作品はミステリーでもあり、恋愛小説でもあり、一粒で二度美味しいという感じ。
 どうなるのか、どうなるのかと夢中になって読んだ。展開が巧みだ。
こういう顔を見せたら、ああいう顔を見せ、という感じでストーリーがころころと変化し、それがラストの〆で「ああ、なるほど」というつながりになる。

 人生て当たり前だけど選択の連続である。今選んだ事が次への道となりまた選択をし人生が続いていく。

 三谷がGFの南雲を探す羽目になるという事柄は彼どの選択から起きた事なんだろうと思った。
 南雲がりんごを買いに行ったのを止めなかった事か、南雲を待つのではなく仕事へ行った事か、それよりもなによりも毎日りんごを食べるという習慣を選んだ事か。
 なんか何気ない選択もその後の人生に大きく関わるのかもしれないなあとふと思った。
 案外重大な選択よりも、日常の些細な選択の方が人生に深く影響するのかも。

 これはラストが切ない。でもああ、こういう終わり方になるんだと妙に納得させられた。意外なラストだけどきっとこれで良かったんだろうなあと思った。

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| 佐藤正午 | COM(2) | TB(0) |















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