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2009-02-08 (Sun)
 

『独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である』
  

そう呟きを残し、自ら命を絶った著者の高野悦子さん。彼女が生きた学生時代はあの60年代の学園闘争の最中。
 その中で考え、悩み、そして生きていた高野さんの心の姿が鮮烈に綴られた日記が基になっている 。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ これは若い頃に読んだ時は、お布団に一緒に入り抱きしめて寝ても良いくらい共感しまくった。
 でも三十路過ぎて読み直すと、なんか落ち着かないというか、「ムズムズ」してしまう。 
 それは若い頃の「自分と言う名の独り舞台」に立っていた時の自分を思い出すからだろう。

 そこは私だけが思いっきりスポットライトを浴びれる孤独な場所だった。その舞台で一直線に不器用に生き、自己の世界に浸りきっていた。高野さんの姿にあの頃の青くて幼い自分を思い出して妙に落ち着かなくなってしまう。
 歳を重ねるというのはそっとしておきたいものを少しずつ重ねる事でもあるなあと思う。

 やがて大人になって舞台から降りた時、私は始めて観客席に座り「そこ」を見た。
 すると思っていたよりもずっと小さな舞台であったのに気付いた。舞台に立っていた時はあれ程広く感じ、だからこそ孤独を感じていたというのに。

 おまけに舞台の上からは観客席しか見なかったけど、こちら側に立った時色んな所が見えた。会場や舞台全体、同じ位置から見える観客席など。
 その時私は自分を取囲んでいる世界(現実)は多面性があり、見る位置を変えることによって変化するものだと知った。自分が思い込んでいたよりも現実は広い世界を有しており、そして決して固定された世界ではないのだと。

 高野さんは舞台から下りる前に、自ら命を絶ってしまった。出来れはこちら側から見える光景も見て欲しかったと思う。

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| 高野悦子 | COM(4) | TB(0) |















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