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2009-04-25 (Sat)
   
  とある事件が起きた。
 人気作家日高邦彦が何者かによって自宅で殺された。この事件の担当刑事となる加賀はすぐに犯人の目星をつける。
 だが逮捕された犯人はなかなか動機を語ろうとしない。単なる殺人事件は思わぬ様相をおびていく。
 犯人の真の動機は一体何なのか?驚きのラストへと向かっていく。
 


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 青田買いの喜びというのは自分が目につけた人が大成した時に、
  「ふふ、私はブレイクする前から目につけてたもんね。やっぱり私の見る目は正しかった。」
  と一人悦に入って喜び、他人に些細な自慢が出来る事だと思う。

  私にそんな喜びを与えてくれた一人が東野圭吾さんだった。

  私が東野さんと出会った時は活字中毒真っ盛りの時だったけど、ミステリー分野は未開の地であった。
 というのもそれまで数冊ミステリーは読んでいたけれど、それらのラスト(というか謎解き部分)が私的には納得いかないものが多かった。何か肝心の謎解き部分が、
 「後だしジャンケン」 
 の感じがして不完全燃焼気味だった。私の読解力がないせいかもしれないが「伏線ってどこに有ったんだ!!!」「なんでいきなりこういうオチ???」とストレスが溜まること、溜まること。。。。。

 ある時友人に「東野さんはフェアで面白い作家さんだ」と薦められて読み始めた。
 東野さんと出会って初めてミステリーが面白いと思った。よく使われる「カタルシス」を始めて味わえたミステリー作家さんだった。
 私にとって一番の喜びは何より「フェア」であった事。きちんと伏線がはられていて、それがちゃんとラストで納得出来る事。
 謎解き部分で、
 「おお!!! 」
 と思えるのは幸せだとしみじみ感じていた。

 この悪意という作品は私が東野さんと出会った頃に読んだ作品だけど、とにかく話しが二転、三転(いやもっとかな)してその回転に乗るのがたまらない面白さだった。
 本当にストーリーと構成がよく練られている。最後ので着地点で全ての伏線がピタッと決められた時は、
 「お見事!!!」  
 と敬服した。ラストでタイトルの「悪意」の真の意味がわかり唸らされた。

 出会った頃の東野さんはミステリーファンの中ではその実力も知られていたけど、今イチブレイクしきれないでいた。
 作品の質の高さと面白さは文句なしだったけど、キャラというか作品世界のインパクトが薄めで、ファンであった私でもその当時有名だった島田さんとか綾辻さんの作品と比べると薄味かなあと思っていた(正直キャラの薄味というのは今でも思う部分はあるけど)。

 こんな大作家になるとは。。。。ホント目を細めて喜んでいます。
 他人に東野さんを勧める時は「ブレイクするかなり前から評価していたけどね」という一言は忘れません。

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| 東野圭吾 | COM(2) | TB(0) |















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