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2009-10-24 (Sat)
   

 臨床心理学者の河合隼雄先生と作家小川洋子先生が、お互いの心の赴くままに語り合った対談集。
 河合先生が倒れられる直前に実現された対談。


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 今回は河合隼雄先生語りになりまする。

 常々思っていたが、能力というもので一番あったらナイスな才能は「センス」だと思う。
 頭の良さより、コミニュケーション能力よりも、センスって大事だなと思う。
 河合先生の著書を読んだ時それを強く痛感した。

 心理学関連の本は一時期かなり読んでいた。
 たかびーなものもあったし、ふむふむというのもあったし、なるほどなあと思うのもあった。
 でもその中でも河合先生の著書は色合いが違っていた。
 アプローチの仕方が多くの心理学者と全然違いそのやり方は王道ではなくむしろ変化球なんだろうけど、何故かそれが人にとってというか物事にとって一番しっくり来る方法論だったりする。
 そういうのは頭の良さという引き出しから引っ張りだすものではなく、直感的に汲み取る能力だと思っている。
 センスというのは要は物事の最適な部分を的確掴み取る能力だと思うけど、特にカウンセリングのような場では患者にとって得がたい能力だと思う。
 この本をよんでつくづく思った。 

 残念ながら河合先生はお亡くなりになっているがご存命であれば間違いなく、
「日本一の聞き上手」
 だったと思う。
 私自身カウンセリングを受けていたけど、良いカウンセラーはどれだけ患者さんの良い触媒になれるかだと個人的には思っている。
 もう外見から失礼ながら「好々爺」という感じで私ならお会いした瞬間に自分の人生大河物語を語ってしまいそうである。
 
 一番印象深かったのが、
 「一般には処置なしなどという烙印を押されて来る人もいる。治療者と二人で苦闘を続ける。しかし、その解決の重要な要素として「偶然」ということがあるのを認めざるを得ない。それは「内的必然」とさえ呼びたいのが実感であるが、外から見る限り「偶然」としか呼びようのない「うまい」ことが起こる。不思議としか言いようがないし、また「当然」とも呼びたいことが起こる」-(抜粋要約)
 
 河合先生は偶然や上手いことは患者さんの内部から起こってくる、どんな深い絶望の沼に落ちた人間でも、自ら立ち上がる力を必ず持っているという信念をお持ちだったようである。
 その言葉は今の私にとっては救いのある言葉である。
 結局の所、 光は自分の内部にあるという事なのかもしれない。
 
 早くその光を拝ませて欲しい!(^人^)

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